ペットロスの苦しみ

こんにちは。
1日おひとり様限定の

古民家ヒプノセラピーサロン
tokitokoro じゅんこです。

先日、
実家の犬が亡くなりました。

享年12歳。

夏に会った時にはまだ元気だったから、
こんなに早く逝ってしまうとは
思ってもみなかった。

この犬は、
前に飼っていた子が亡くなった時に
姉と2人で父にプレゼントした子。

父はゴールデンレトリバーが好きで、
この子で3代目だった。

亡くなるたびに
深く落ち込む父が心配で。

2代目と3代目は
私と姉が2人でプレゼントしてきた。

父にとって犬は、
家族で
親友で
セラピードッグだったと思う。

仕事から帰ってきた時は、
満面の嬉しさで出迎えてくれ。

書斎は犬小屋で。
犬小屋は書斎で。

嬉しい時も
しんどい時も
何も言わずに
その全存在でそばにいてくれた。

毛をブラッシングしているときは
2人だけの平和で穏やかなひとときで。

特にこの3代目の子と一緒だった十数年は、
父にとって
肉体の衰えを受け入れ、
心のしんどさが重くのしかかった
とても
とても
つらい日々だった。

その日々の中で、
あの子がずっとそばにいてくれた。

何も言わず、
ただただそばにいて、
全存在で父を受け止め、
守ってくれた。

父は
自分の中の常識や正しさが絶対!
というところがあるので、
人と衝突することがよくある。

でもあの子がいたから、
愚痴も聞いてもらっただろうし、
自分の中の正しさも
聞いてもらっただろう。

あの子は、
あの子だけは、
父がどんなことを言っても
どんな状態でも
何も否定せずに
たしなめずに
ただ、居てくれた。

父は書斎にいることが多いから、
仕事をするときも、
テレビを見るときも、
ストーブに薪をくべるときも。

1番長い時間を2人で過ごしていた。

一緒に寝たいけど
母が許してくれないから、
バルコニーを書斎にリフォームし、
大きめのベンチを手作りして、
そばで寝れるようにしたり。

父にとっては、
唯一の拠り所だったと思う。

そんな存在が
いなくなってしまった。

もう次の犬は飼わないと
母には言われているらしい。

父の口から、
「つらくて。堪えられるかわからない。」
という言葉を聞いた。

父の心を守ってくれていた存在が
いなくなってしまった。

犬のいない生活
犬のいない父が想像できない。

母が何と言おうと、
新しい子を迎えたらいいじゃない
と言ってあげたい。

なんなら、
新しい子を見に連れて行ってあげたい。

でも、遠くにいるから
今すぐ連れて行ってはあげられない。

年末の帰省まであと1ヶ月ちょっと。

待てるかな。

堪えられるかな。

心配。

姉も同じように思ってるだろうから、
頼もうかな。

でも、母の気持ちは?

母にもきっと死に別れた悲しみがある。

自分たちも歳をとり、
介護もあり、
次の子をお世話していくことへの不安も
きっとある。

別れがもうつらいから
飼いたくないのかもしれない。

そんな、
まだ私の中での想像でしかない
母の気持ちも聞かないと。

父の心には、
今、真っ暗な穴があいている。

寂しさ
悲しさ
つらさ
孤独
不安…

時間とともに
少しずつ
少しずつ
薄らいでくれるだろうか。

全て消えることはなくとも、
それだけに心が支配されないくらいに
なっていってくれるだろうか。

期待はしないけれど、
私の中に希望は持って。

伝えはしないけれど、
私の中で祈って。

信じて、見守って。

気にかけている存在がここにいるよと
なんとなく、心の隅に
感じてくれていれば少し安心。

お読みくださりありがとうございます。

ヒプノセラピスト じゅんこ

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