人生を聴く

こんにちは。
1日おひとり様限定の

古民家ヒプノセラピーサロン
tokitokoro じゅんこです。

今年の夏休みは、
三姉妹を連れて2週間帰省しました。

今回の帰省の目的は、
93歳の祖母の人生の歩みを記録すること。

3月に心筋梗塞で倒れ、
一命を取り留めた祖母。

「もう一度自宅に帰りたい」
という強い希望を力にして、
手術や感染症を
それこそ死ぬ思いで乗り越えました。

そして、2ヶ月の入院生活を経て、
自宅に戻ることができました。

祖母の入院中、
面会のできない病室に写真を置こうと
アルバムを眺めると、
見たことのない祖母の姿がありました。

生まれてから17年間一緒に暮らした祖母。

37年間共にしている祖母。

でも、どんな人生を送ってきたのか
その詳細を知らないことに気づきました。

祖母が生きている間に、
祖母の声で、記憶で、聞きたい。
残したい。

そんな想いから、
長めの帰省をしました。

生後間もなく父が亡くなり、
優しい祖父と祖母、厳しい母と
4人で暮らしていたこと。

幼い頃から農業の手伝いをし、
飼っていた蚕のための桑の葉を
辺りが真っ暗になるまでとっていたこと。
フクロウが鳴いていて怖かったこと。

戦争が始まり、
学徒動員で働いたこと。

子ども(私の父)が生まれて5ヶ月で
夫が心臓発作で亡くなったこと。

死ぬとも知れないその前夜、
家族のこれからのことについて
初めて2人きりで話したこと。

夫の死の前日に話したことを叶えるため、
必死で働き、家を建て替え
大学まで行かせたこと。

一旦話し出すと
1〜2時間近く話し続けました。

だれにも話していないことを、
まるで当時に戻ったかのように
少女のような笑顔で語ってくれたり。

濃密な触れ合いのコミュニケーションの
ひとときでした。

ライフレヴュー(人生の回顧)

これまで歩んできた人生を話す

それによって、
忘れかけていた記憶が甦ったり、
今だから分かることに
気づくことができたりします。

また、
人生の意味や目的
自分という存在の意味
などにも光があたります。

特に死に直面している方には、
有効なセラピーとなります。


お読みくださりありがとうございます。

ヒプノセラピスト じゅんこ

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